社会保険庁が自ら情報をリーク

安倍内閣はタブーである二つの改革をやろうとしている。一つは社会保険庁の解体と民営化。
もう一つは、公務員の天下りの改革だ。これこそが、今、安倍政権が非常に窮地に立たされている最大の原因だと思う。
社会保険庁がこぞって、いわばクーデターをしかけたのだと思っている。

民主党の長妻昭議員が社会保険庁に手をつけたのが去年6月、そして、5000万件以上もの行方不明の年金があると
発表したのが今年2月。ところが、安倍首相や塩崎官房長官がこのことを知ったのは6月に入ってからだ。

つまり、社会保険庁は、政府・官邸には何も知らせずに「大丈夫、大丈夫」と言いながら、民主党を中心にした野党、
そして週刊誌、新聞に、いかに年金の記録がめちゃくちゃになっているかを、どんどんリークしたのだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/column/tahara/070719_20th/index1.html